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2006年 第1回WBCを振り返って「侍ジャパン初代世界一の軌跡」

2006年 第1回WBC ─ 初代世界一の誕生

2006年、王貞治監督の鋭い眼差しの下、侍ジャパンは歴史の扉を開いた。 初の代表入りを果たしたメジャーリーガー・イチローの一閃が、世界に日本野球の矜持を突きつける。 そして、若きエース・松坂大輔の剛球が、まだ誰も踏み入れたことのない“世界一”への道を切り拓いていった。

アメリカ、韓国、キューバ── 野球という競技が、国の誇りそのものとなる国々との激突。 その中で、侍ジャパンは幾度となく窮地に立たされながらも、決して諦めることなく戦い抜いた。 そしてついに、世界の頂点に立つ。 それは、ただの勝利ではない。日本野球が世界に証明された瞬間だった。

この大会には、もうひとつの“もしも”の物語がある。 「生き返れ福留!」── 今や伝説となった松下賢次アナウンサーの魂の実況。その主役、福留孝介は当初、打撃フォーム改造のため代表入りを辞退していた。 しかし、松井秀喜が招集を固辞したことで、王監督から再び声がかかる。 悩んだ末に福留はその声に応え、代表入りを決断。 そして、あの劇的な一打が生まれた。

もし松井秀喜が出場していたら── あの瞬間は、あの言葉は、生まれていなかったかもしれない。 だが、福留が放った一打と、それを呼び起こした実況は、今もなお語り継がれる“運命の一幕”として、野球史に深く刻まれている。

それは、偶然ではなく、必然。 すべてが、侍ジャパンという物語の一部だったのだ。

🏆2006年 第1回WBC 優勝メンバーとMVPとベストナイン

 

2006WBC:日本代表メンバー

監督
89 王貞治(福岡ソフトバンクホークス)

コーチ
84 武田一浩
85 辻 発彦
86 鹿取義隆
87 大島康徳
88 弘田澄男

投手
11 清水直行(千葉ロッテマリーンズ)
12 藤田宗一(千葉ロッテマリーンズ)
18 松坂大輔 (西武ライオンズ)
19 上原浩治 (読売ジャイアンツ)
20 藪田安彦(千葉ロッテマリーンズ)
21 和田毅(福岡ソフトバンクホークス)
24 藤川球児(阪神タイガース)
31 渡辺俊介(千葉ロッテマリーンズ)
40 大塚晶則(テキサス・レンジャーズ)
41 小林宏之(千葉ロッテマリーンズ)
47 杉内俊哉(福岡ソフトバンクホークス)
15 黒田博樹(広島東洋カープ)➜負傷離脱
61 石井弘寿(東京ヤクルトスワローズ)➜負傷離脱
15 久保田智之(阪神タイガース)➜追加招集
61 馬原孝浩(福岡ソフトバンクホークス)➜追加招集

捕手
22 里崎智也(千葉ロッテマリーンズ)
27 谷繁元信(中日ドラゴンズ)
59 相川亮二(横浜ベイスターズ)

内野手
1 岩村明憲(東京ヤクルトスワローズ)
2 小笠原道大(北海道日本ハムF)
3 松中信彦(福岡ソフトバンクホークス)
7 西岡剛(千葉ロッテマリーンズ)
8 今江敏晃(千葉ロッテマリーンズ)
10 宮本慎也(東京ヤクルトスワローズ)
25 新井貴浩(広島東洋カープ)
52 川崎宗則(福岡ソフトバンクホークス)

外野手
5 和田一浩(西武ライオンズ)
6 多村 仁(横浜ベイスターズ)
9 金城龍彦(横浜ベイスターズ)
17 福留孝介(中日ドラゴンズ)
23 青木宣親(東京ヤクルトスワローズ)
51 イチロー(シアトル・マリナーズ)

基本オーダー
1.右翼手:イチロー
2.二塁手:西岡剛
3.中堅手:福留孝介
4.指名打者:松中信彦
5.左翼手:多村仁
6.三塁手:岩村明憲
7.一塁手:小笠原道大
8.捕手:里崎智也
9.遊撃手:川崎宗則

MVP(大会最優秀選手)
松坂大輔(日本) 西武ライオンズ

ベストナイン
投手:松坂大輔(日本)
投手:ヤデル・マルティ(キューバ)
投手:パク・チャンホ(韓国)
捕手:里崎智也(日本)
一塁手:イ・スンヨプ(韓国)
二塁手:ユリエスキ・グリエル(キューバ)
三塁手:エイドリアン・ベルトレ(ドミニカ共和国)
遊撃手:デレク・ジーター(アメリカ)
外野手:イチロー(日本)
外野手:イ・ジョンボム(韓国)
外野手:ケン・グリフィーJr.(アメリカ)
指名打者:ヨアンディ・ガルロボ(キューバ)

2006年WBC優勝の立役者たちとその活躍

 

松坂大輔:世界を制した若きエース

2006年の第1回WBCで、侍ジャパンのエースとして世界を驚かせたのが松坂大輔。 大会を通じて圧巻の投球を披露し、見事大会MVPに輝いた。

特に決勝・キューバ戦では、5回途中までを2失点に抑える力投。 準決勝の韓国戦では、これまで2連敗していた相手に対し、落ち着いたピッチングで流れを引き寄せた。

当時、西武ライオンズのエースだった松坂は、すでにメジャー移籍が噂される存在。 ストレートと多彩な変化球を駆使し、打者のタイミングを巧みに外す投球術は、まさに世界レベルだった。

この大会をきっかけに、松坂は世界に羽ばたき、2007年にはレッドソックスでワールドシリーズ制覇に貢献。 その投球は、日本野球の誇りそのものだった。

イチロー:侍ジャパンの魂

侍ジャパンの象徴──それがイチローだった。 当時メジャーリーグで活躍していた彼は、「日本のために戦う」と決意し、代表に合流。

リードオフマンとして攻撃の起点となるだけでなく、精神的支柱としてもチームを支えた。 準決勝の韓国戦では3安打、決勝のキューバ戦でも先制のきっかけとなるヒットを放ち、勝利に貢献。

試合後、「日本の野球が世界一になった」と語ったイチローの言葉は、今も多くのファンの胸に刻まれている。 そのストイックな姿勢と勝利への執念は、まさに“侍ジャパンの魂”だった。

若手とベテランの融合が生んだ勝利

この大会の侍ジャパンは、若手の勢いとベテランの経験が絶妙に融合したチームだった。

松坂大輔、西岡剛、川﨑宗則といった若手が躍動する一方で、宮本慎也、小笠原道大らベテランがチームを支えた。 キャプテン・宮本は冷静な判断と的確な声かけでチームをまとめ、川﨑は俊足とバットで流れを変える存在に。 西岡も遊撃手として安定した守備を見せ、攻守にわたって貢献した。

この世代を超えた結束こそが、世界一への原動力となった。

名将・王貞治の采配

チームを率いたのは、日本球界のレジェンド・王貞治監督。 選手たちに絶大な信頼を寄せ、個々の力を最大限に引き出す采配が光った。

決勝戦では、5回途中で松坂を降板させ、継投に踏み切る大胆な判断を下す。 この決断が功を奏し、リリーフ陣がキューバ打線を封じ込めた。

また、韓国戦では不調の選手に代えて勢いのある選手を起用するなど、状況に応じた柔軟な采配も冴え渡った。 イチローが「王監督のために優勝したい」と語ったように、選手たちの心を一つにした名将の存在が、勝利を引き寄せた。

伝説の準決勝・決勝戦

WBC2006のクライマックスは、まさに伝説だった。

準決勝の韓国戦。これまで2連敗を喫していた相手に対し、松坂の好投とイチローの3安打が光り、見事リベンジを果たす。 そして迎えた決勝・キューバ戦。初回から得点を重ね、主導権を握るも、キューバも意地を見せて追い上げる展開に。 それでも9回にダメ押しの追加点を奪い、10-6で勝利。 侍ジャパンは、記念すべき初代世界王者の座を手にした。

この勝利は、日本野球界にとって歴史的な瞬間だった。 世界の舞台で証明された日本野球の実力、そして侍ジャパンという存在が、国民の心に深く刻まれた大会となった。

 

【参考】

【永久保存版】WBC侍ジャパンの軌跡|歴代メンバー・試合結果・名勝負集
★WBCの過去大会の侍ジャパンメンバー/試合結果/MVP/ベストナイン/活躍を紹介

2006年 第1回WBCを振り返って「2006年WBC完全回顧録|侍ジャパン初代世界一の軌跡」

2009年 第2回WBCを振り返って「2009年WBC完全回顧録|侍ジャパン、世界一連覇の軌跡」

2013年 第3回WBCを振り返って「2013年WBC完全回顧録|国内組で挑んだ侍ジャパンの三連覇への挑戦」

2017年 第4回WBCを振り返って「2017年WBC完全回顧録|全勝で駆け抜けた侍ジャパン、世界の壁に挑んだ戦い」

2023年 第5回WBCを振り返って「2023年WBC完全回顧録|大谷翔平と侍ジャパン、世界一奪還の奇跡」

2026年 第6回WBCを振り返って(準備中)

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