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百人一首

百人一首・下の句あわせ(その10)

こんにちは。

今回は、『下の句あわせ その10』をお届けます。学習に、知識の再確認に、暇つぶしに、何かお役に立てたらうれしいです!

↓↓↓ こちらのExcelシートをクリックしてください。

 

《 やりかた(初めての方のために記載しています) 》

①Excelシート 百人一首 今日のかるた その10をクリックして開きます。パソコンの場合、まず「編集を有効にする」をクリックしておいてください。

②問題シートの中の、下の句のbox(「ここをクリックして下の句を選んでね」のところ)をクリックします。(最初はすべて「残念」ですのでご安心ください。)

③近くに出てくるプルダウンメニュー(▽やじるしのところ)の中から、上の句に続く下の句を探してクリックしてください。

正しければ → 正解    間違いなら → 残念..

になります。お手つき等はありませんので、何度でもトライしてください。

※終わったら、保存しないでExcelを閉じてください。

 

 

 

【ちょこっと解説】

◎忍(しの)ぶれど 色に出にけり わが恋は~

作者は平兼盛。この歌の「色」とは顔色のこと。前半部は倒置になっています。

意味は「ひそかに隠していたけれど、顔色に出てしまったらしい、私の恋心は」です。隠せば隠すほど表情に表れてしまうんですね、恋してると。

これが前出の、天徳四年『内裏歌合(だいりうたあわせ)』のもう一つの歌。どちらも抜群の秀歌で、判者の藤原実頼・源高明らも勝敗を決めかねていました。村上天皇の勅判をうかがうこととなり、天皇が御簾(みす)の中でひそかに「しのぶれど~」と口ずさんだため、平兼盛の勝ちになりました。勝者の平兼盛はその場をさっさと去っていき、残されたのは微妙な判定で敗れた壬生忠見(まさに絵に描いたような敗北者の図)。落胆は大きく、拒食症になりついにはお亡くなりになったといわれています(沙石集より)。壬生忠見の歌はコチラ。

恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひ初めしか

「恋をしているという私の噂が、早くも世間に知れ渡ってしまった。誰にも知られないようにひそかに思い始めたのに」

どちらもステキですね。

 

◎これやこの 行くも帰るも 別れては~

「これやこの」は、「これが話に聞いたことがある(あのことか)」の意味。

文を補うと、(京から東国に)行く(人)(京へ)帰る(人)も、別れては(また逢う)。

目の前を行き来する旅人の姿をみて、出逢っては別れていく、離合集散の人生観を歌っています。作者は蝉丸です。

 

◎ありあけの つれなく見えし 別れより~

ありあけの(月)とは、明け方の月のことで、冷たく感じるようです。

意味は、「ありあけの月のように、(あなたが)よそよそしく冷たく見えたあの別れ以来~」。どうやらふられたみたいですね。

作者は壬生忠岑(みぶのだだみね)。壬生忠見のお父さんです。

 

※ここで、百人一首下の句合わせは一旦おやすみにします。
またの機会に~。

 

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

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